top of page

アルベロベッロへ──三人の2泊3日・プーリアの旅(アルベロベッロ)

x Happy
8月7日
読了時間: 6分

更新日:8月9日




🎼ローマ・テルミニ駅。



朝6時過ぎのホームは、旅行へ向かう人たちで賑わっていた。


けっこう人がいる。 


朝のテルミニ駅にはアフリカからやってきた人が


寝そべっている・・・・


(数年前から増えてきた)



六時に駅に到着したステラ。


金髪のステラは、大きな麦わら帽子を手に


チャーミングな笑顔を見せる。

「さあ、今日はファッションの宝探しよ!」三人の待ち合わせの場所まで急ぐ・・・




一方、


ジュエリーショップで働く栗色の髪のキャサリンは、電光掲示板の前で


小さなノートを取り出した。


「私は可愛いアクセサリーを探すの。


トゥルッリの屋根をモチーフにしたペンダントがあったら最高。」





キャサリンはこころの中でワクワクしながら言った。



六時にはテルミニ駅に到着の栗色のキャサリン
六時にはテルミニ駅に到着の栗色のキャサリン


夏らしいジョーゼット素材、黒髪のフェリーチェ。
夏らしいジョーゼット素材、黒髪のフェリーチェ。








三人は合流した。



赤文字で浮かんでみえるところがバーリー行、、、バーリーからはレンタカーです。
赤文字で浮かんでみえるところがバーリー行、、、バーリーからはレンタカーです。





黒髪のフェリーチェは旅行雑誌の編集者。


首からカメラを下げながら微笑んだ。


「今日は仕事じゃないけど、絶対にシャッターを押す手が止まらないと思う。」




三人は高速列車フレッチャロッサに乗り込み、ローマを出発した。



♬アルベロベッロは世界遺産です。

ユネスコ世界文化遺産に登録されています。


登録された理由は、


♪独特の住居群が伝統的な建築技術を今に伝えていること、

♪モルタルをほとんど使わないこと。

♪家いえが、まとまって残る、世界でも非常に貴重な景観であることが

高く評価されたからです。




🎶一日目・ローマ⇒バーリー⇒アルベロベッロ

・チェックイン

・リオーネ・モンティ散策

・夜景観賞


窓の外にはラツィオ州の丘陵地帯が流れ、やがてアドリア海に近づく頃には、青い空とオリーブ畑が広がり始める。



約4時間後、バーリ中央駅に到着。







レンタカーを借りて南へ向かう。





「道路の両側が全部オリーブ畑!(オリーブの木)」



左右に広がるオリーブの木の葉っぱが深い緑色
左右に広がるオリーブの木の葉っぱが深い緑色



ステラが感動する。



「何百年も生きている木もあるそうよ。」



フェリーチェがガイドブックを見ながら答えた。



約1時間走ると、小高い丘の上に、白い円錐屋根がいくつも並ぶ町が見えてきた。


見てみて。金髪のステラが栗色キャサリンの背中に手をおいた。


三角屋根が見えるわ!!









「アルベロベッロだ!」


















三人は同時に歓声を上げた。











トゥルッリを改装した小さなホテルへチェックインすると、厚い石壁のおかげで室内は驚くほど涼しい。



「エアコンを止めても快適ね。」



キャサリンは石壁をそっと触りながら言った。







昼食は広場近くのレストラン。



焼きたてのフォカッチャ・バレーゼ。



とろけるブッラータチーズ。










プーリア名物オレッキエッテ・コン・チーメ・ディ・ラーパ。





そして、フルーティーな白ワインロコロトンドDOC。


ワインに詳しい、旅行雑誌の編集者のフェリーチェが説明する・・



♬ロコロトンド白ワイン(Locorotondo DOC)の特徴はね、、


爽やかで軽やかな飲み口


青りんごや柑橘、白い花のような香り


ほどよい酸味と、すっきりした後味


よく冷やして飲むと、とても美味しい


魚介料理、ブッラータ、オレッキエッテ、フォカッチャと相性抜群


♬一言で言えば、南イタリア・プーリアの太陽を感じる爽やかで飲みやすい白ワイン


です♪









料理についてみなで口をそろえて言った。


「オリーブオイルだけで、こんなに料理がおいしくなるなんて!」



ステラは思わず笑った。





午後は世界遺産地区のリオーネ・モンティを歩く。



白い壁。



灰色の石屋根。



石畳の坂道。



お土産屋さんには、トゥルッリをかたどった陶器や手作りの


オリーブ木工品が並んでいる。



「この屋根の形、イヤリングにしたら絶対かわいい!」



キャサリンの目が輝く。



「私は、この白とグレーの色使いを夏のワンピースに取り入れたいわ。」



ステラもスケッチブックを開き、夢中でデザインを描き始めた。



フェリーチェはカメラを構えながら微笑む。



「二人とも仕事を忘れられないのね。」



「フェリーチェだって、もう記事のタイトル考えてるでしょ?」



「……ばれた?」



三人は顔を見合わせて大笑いした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




町のシンボルでもある


🎵トゥルッロ・ソヴラーノを見学する。


博物館として公開されているけど、ちょっと、ちょっと、


もうギリギリの時間、早くまわらないと、閉館の時間よ。


ステラが二人を急がし、手を引っ張る。


二階建ての珍しいトゥルッリの中を歩きながら、フェリーチェが話す。





「昔の人は、石だけを積み上げて、こんな家を造ったの。知恵ってすごいね。」



キャサリンは天井を見上げた。



「まるで石が自分で支え合っているみたい。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



夜は地元のレストランへ。



炭火で焼いたラム肉。



タコのグリル。



季節野菜の前菜。



そしてプーリア産の赤ワインプリミティーヴォ。



デザートはアーモンドのお菓子とエスプレッソ。



店を出ると、ライトアップされたトゥルッリが月明かりの下に静かに浮かんでいた。





「昼とは全然違う景色……。」



三人はしばらく言葉を忘れて見つめた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





🎼🎼二日目。


2日目


朝:トゥルッロ・ソヴラーノ見学


サン・アントニオ教会


サン・アントニオ教会(建築を教会にとりいれている)
サン・アントニオ教会(建築を教会にとりいれている)



アイア・ピッコラ地区


午後:ロコロトンド


夕方:マルティナ・フランカ


アルベロベッロ泊 






朝食のあと、静かなアイア・ピッコラ地区を散策する。



観光客の少ない路地では、住民が花に水をやり、ゆっくりと一日が始まっていた。





その後、車で約10分のロコロトンドへ。



白い家々と円形の旧市街を歩き、ワイナリーで爽やかな白ワインを味わう。


大体あってる・・・
大体あってる・・・






さらに約20分でマルティナ・フランカへ向かう。



優雅なバロック建築を眺めながら


広場のカフェでジェラートを食べると、ステラが笑った。






「今日は歩いた分だけ食べてもいい日!」



「その言葉、昨日も聞いたわ。」



キャサリンが笑い返す。



「旅ではカロリーも思い出になるのよ。」



フェリーチェの一言に、三人はまた声を上げて笑った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



🎼🎼🎼三日目。



アルベロベッロを後にしてバーリへ戻る前、もう一度だけ振り返る。




朝日に照らされた白いトゥルッリの屋根が、


まるで石でできた花畑のように輝いていた。



「また来よう。」



ステラが静かに言う。



「今度はもっと長く。」



キャサリンが続ける。



フェリーチェは最後の一枚を撮影し、カメラを下ろした。



「この町は、写真だけじゃ伝えきれないね。


石のぬくもりも、


風の音も、


人の優しさも、全部心に残る。」







三人を乗せた車はバーリへ向かい、


高速列車でローマへ。




列車の窓から夕日に染まるプーリアの大地を眺めながら、


三人はもう次のイタリア旅行の計画を楽しそうに話し始めていた。


つづく


著作権ここにあり、転送不可

 

bottom of page