satumaimo
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- 4月25日
- 読了時間: 2分
更新日:4月26日
一年中、さつまいもはすーぱーにならんでいますが、
今日は日本とヨーロッパのさつまいもの違いのお話です。
さつまいもの旬の季節は秋。
はじめます。

秋のやわらかな光の中、不思議の国のアリスは、大きなバスケットを抱えて立っていまし
た。中には、日本の畑で採れたばかりのさつまいもが、土の香りをまとってごろごろと入っ
ています。
日本のさつまいも(ねっとり甘い世界)
アリスは一本手に取り、にっこり笑いました。
「日本のさつまいもはね、とっても甘くて“ねっとり”しているの。たとえば“紅はるか”や
“安納芋”は、まるでお菓子みたいに蜜があふれるのよ」
彼女はそっと焼き芋を割ります。中からは黄金色のやわらかな身が、ほくほくというより、
とろりとした輝きを見せました。
「これはね、低温でじっくり焼くことで甘さが引き出されるの。デンプンがゆっくり糖に変
わるから、こんなに甘くなるのよ」
ヨーロッパのさつまいも(ほくほく軽やかな世界)
すると、どこからか白うさぎが別の籠を持ってきました。中には、オレンジ色のさつまいも。
「こちらはヨーロッパでよく使われるさつまいもね」とアリス。
「日本のものより水分が少し少なくて、“ほくほく”しているの。甘さも控えめで、どちらか
というと料理向き。お肉料理の付け合わせや、フライドポテトみたいにして食べることが多
いのよ」
彼女は軽やかにナイフを動かし、スティック状に切っていきます。
アリスの2つのさつまいも料理
日本風:蜜たっぷり焼き芋
「これはとても簡単よ」とアリス。
さつまいもを洗って、そのまま
アルミホイルに包み
160〜180℃でじっくり1時間ほど焼く
「ゆっくり焼くことが大切。急ぐと甘くならないの」
一口食べると、まるで夢の中のような甘さが広がります。
ヨーロッパ風:さつまいもフライ
「こちらは少し大人の味ね」
スティック状に切る
オリーブオイルと塩、ハーブをまぶす
高温(200℃)でカリッと焼く
「外はカリッ、中はほくほく。甘さより香ばしさを楽しむの」
アリスのひとこと
アリスは二つのお皿を見比べて、くすっと笑いました。
「同じ“さつまいも”でも、こんなに違うなんて不思議よね。でもね——」
彼女は焼き芋をひとくち、フライをひとくち。
「どちらも、その土地の楽しみ方が詰まっているの。甘さを極める日本、料理に寄り添うヨーロッパ。どっちも、とっても素敵」
秋の風がふわりと吹き抜け、バスケットの中のさつまいもたちが、まるでうなずくように転
がりました。


