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アイヌにつたわる民族の物語

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  • 5月27日
  • 読了時間: 2分

不動産会社に勤める慎之介(仮名)は、


休みのたびに道内を回るのが趣味だった。


ある日、白糠町の物件調査で訪れた道の駅「恋問」で、


ルビー色の美しい瓶を見つける。


「鍛高譚の梅酒」。試飲で一口飲んだ瞬間、


しその爽やかな香りと梅の酸味が広がり、


ロックで飲むとキリッと、


炭酸割りなら喉越しが最高だった。


店員さんに聞いた秘話に心を掴まれ、


帰宅後、旭川工場直送のものを取り寄せるようになった。



(合同酒造株式会社は本社は

東京、鍛高譚シリーズ製造は旭川工場が中心)



仕事で疲れた夜、グラスに氷を入れ、


梅酒を注ぎながらタンタカの物語を思い浮かべる。


「海の危機を救うために山を登るカレイか……


俺も、もっと大胆に


『物件』探ししてみるか」


以来、慎之介の家には鍛高譚の梅酒が欠かせなくなり、


友人にも「北海道の隠れた名品」として勧めているという。 


解説

海底にすむタンタカ(アイヌ語でカレイ科の魚)は仲間を

救うため、香り高い薬草(赤しそ)を求めて

川をのぼります。

タンタカ山を目指し山の動物たちの助けを借りながら、無事に

紫蘇の葉を持ち帰りました。その紫蘇のおかげで魚たちは元気になり

紫蘇が生い茂る山は『タンタカ山』と呼ばれるようになったという

伝説です。

1990年代、白糠町の町民が自家栽培の紫蘇で焼酎を製品化したい

と合同酒造に相談したのがきっかけだそうです。


お酒は20歳以上です。この小説も適量をおたのしみください。

 
 
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