top of page

占いって、、、

  • x Happy
  • 5月14日
  • 読了時間: 3分

春の終わり、不思議の国の石畳には、金色の数字がふわふわと舞っていました。


「今日は“運命の日”です!」


白うさぎが大声で叫びながら、懐中時計ではなく、大きな“占いの本”を抱えて走っています。


その後ろを、淡いクリーム色のワンピースを着た少女・イソッタが追いかけました。


「待って、白うさぎさん。今日は何があるの?」


白うさぎは振り返り、ひそひそ声で言いました。


「今日は、“星の大広間”で、自分の運命を知る会が開かれるんです!」


イソッタが広間へ入ると、そこには奇妙な光景が広がっていました。


金星の帽子を被った人、 土星のマントを羽織った人、 木星の靴を履いた人たちが、 大きなテーブルでお茶を飲みながら、自分の運勢について真剣に語り合っていたのです。


「あなたは行動力がありますね」


「あなたは繊細ですね」


「今年は注意の年です」


「来年は花が咲きます」


みんな嬉しそうに頷いています。


イソッタは少し不思議になりました。


(どうして、みんなそんなに信じるのかしら?)


すると、奥の椅子に座っていた帽子屋が笑いました。


「イソッタ。占いはね、“未来を完全に当てる魔法”ではないんだよ」


「え?」


帽子屋は紅茶をくるくる回します。


「人間は、不安になると“道しるべ”が欲しくなるんだ。空の星を見たり、数字を見たり、季節を見たりしてね」


すると、眠そうだったヤマネが突然起きて言いました。


「でもね、“全部当たる”とは限らないよぉ」


「じゃあ意味がないの?」


イソッタが聞くと、 今度はチェシャ猫が木の上からにやりと笑いました。


「意味はあるさ。人は“言葉”で心を整理する生き物だからね」


「心を整理…?」


「そう。“今年は無理をしない”と思えば、本当に慎重になる。“新しい挑戦の年”と言われれば、一歩踏み出す勇気が出る」


風がふわりと吹き、 テーブルの上のカードが舞い上がりました。


そこにはこう書かれていました。


『占いは、未来を決めるものではなく、  心を映す鏡である』


イソッタは静かにカードを見つめます。


すると、白うさぎが小声で言いました。


「ぼく、“大殺界”って聞くと怖くなって、何もしなくなる時があるんです…」


その瞬間、 チェシャ猫はくすっと笑いました。


「それは、占いに使われているんじゃなく、“縛られている”んだよ」


広間が静かになります。


帽子屋は優しく言いました。


「占いは、雨の日に持つ小さな傘みたいなものさ。嵐を止めることはできない。でも、心を少し守ってくれることはある」


イソッタは窓の外を見ました。


空には、本物の星が輝いています。


どの星も、誰かの運命を決めつけることなく、 ただ静かに光っていました。


「なるほど…」


イソッタは微笑みます。


「信じすぎず、でも楽しみながら、自分で『歩くこと』が大切なのね」


すると帽子屋が立ち上がり、元気よく叫びました。


「その通り! では


“今日の運勢なんて気にせずケーキを食べる会”を始めよう!」


「賛成ー!」


トランプ兵たちが拍手し、


白うさぎは安心したように笑いました。


そしてイソッタは思ったのです。


未来は、誰かに決めてもらうものではなく、


自分の足で歩きながら


見つけていくものなのだと。 



解説 


数年前の話になりますが、

神楽坂、

太木数子さんの占いに行ったかたが

知り合いにいました。


占いは相当金額が高かったそうです。

そして最後は、先祖供養をして

自分の運命をよくするには、


高額なお墓を購入しなければ

救われないというお話をされたそうです。。。


--------------------------------------------


私は占いはこころの指標になるとおもいますが


それを参考にして信じて行動するのはよいと思います。


運命という文字にたいしても、疑問です。


運命という文字で、運命にもがくか、


それを自分で別の


ものに変えるか、


運命の家畜、運命の奴隷でいるか、


それはその人が決めることです。


 
 
bottom of page