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白龍昇と執事― 新月の不思議な旅

x Happy
3 日前
読了時間: 3分


古い屋敷に、執事が暮らしていた。


奥の部屋では家主が暮らしていた。




その屋敷の主人には、不思議なことがあった。




新月と満月の前後になると、決まって体調を崩すことが多かったのである。


満月には眠れなくなり、新月には体が重く、ひどく疲れてしまう。


ある夜、執事は庭に現れた白い竜、白龍昇に尋ねた。


「白龍昇様。月には、人間の体を弱らせる力があるのでしょうか」


龍は静かに答えた。


「月には引力がある。しかし、それが主人の体調不良の原因かどうかは、わからぬ」


「新月と満月には、太陽と月と地球が一直線になると聞きました」


「そのとおり。では、実際に見に行こう」


龍は大きな翼を広げ、執事を背中に乗せた。


二人は夜空へ飛び立った。


🎼太陽と月の間へ


地球はみるみる小さくなり、やがて青い球になった。


「見よ。今日は新月だ」


白龍昇が指さす先には、月があった。


その向こうには、大きな太陽が輝いていた。


「新月には、太陽、月、地球がほぼ一直線に並ぶのだ」


「それで何が起こるのですか?」


「月と太陽の引力によって、海の潮の満ち引きが大きくなりやすい。これを大潮という」


「では、人間の血液も引っ張られるのでしょうか?」


白龍昇は首を横に振った。


「人間の体にも引力は働く。しかし、体は海と違って小さい。血液の流れを変えるほどの潮汐力は生じないのだ」


「それでは、主人が新月や満月に体調を崩していたのは、なぜでしょう?」


「満月の明るさが睡眠に関係する可能性は研究されている。


しかし、新月や満月の引力が人間を病気にするという証拠はない」


執事は、しばらく考え込んだ。


「月が原因だと思っておりました」


「人間は、わからないことに理由をつけたがる。


しかし、自然には、まだ解明されていないことも多い」


🎼地球への帰還


白龍昇は翼を広げ、地球へ向かった。


青い海、白い雲、緑の大地。


その美しい星を見ながら、執事はつぶやいた。


「月は海を動かし、地面さえわずかに変形させる。


それほど大きな力があるのに、人間の体への影響は小さいのですね」


「大切なのは、力の大きさだけではない。距離や、その力が働く仕組みなのだ」


やがて二人は屋敷に戻った。


主人は暖炉の前で、温かい紅茶を飲んでいた。


「月の秘密はわかったかね?」


執事は微笑んだ。


「少しだけ、わかりました。しかし、旦那様の体調が悪くなる理由は、まだわかりません」


主人(家主)は静かにうなずいた。


「それでよい。わからないことを、わかったふりをする必要はない」


窓の外には、月の見えない新月の夜空が広がっていた。


白龍昇は屋敷の屋根から空を見上げ、静かにつぶやいた。


「宇宙には目に見えない力がある。


しかし、その力を恐れるより、理解しようとすることが大切なのだ」


そして白龍昇は、星空の彼方へ飛び去っていった。



白龍昇も体調が悪くなるらしい。。。。ハハハ
白龍昇も体調が悪くなるらしい。。。。ハハハ



太陽と月と地球  



やや、一直線に並ぶようにみえる1日(新月)と15(満月)エネルギーに満ち溢れている、宇宙をファンタジーでお話を書いてみました。


白龍昇の宇宙飛行はファンタジーであり、


家主の体調不良の原因は最後まで原因不明となってます。




つづく


著作権ここにあり、転載不可

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