福司となかじまのケーキ
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- 5月24日
- 読了時間: 3分
更新日:5月31日
『かんぱーーい🎵🎶』
20歳の夜、福司の香りとともに
札幌の雪が静かに降り積もる12月の夜。
友人三人が集まったリビングに、
柔らかな照明と別に要したショートケーキの20本の
ろうそくの灯りが揺れていた。
「美羽、20歳おめでとう!」

今日の主役は、札幌に住む美羽。
明るい笑顔と、少し照れくさそうな表情で、
テーブルを囲む親友たちを見つめている。
中央に置かれたのは、ろうそくをつけるショートケーキのほかに、
特別に釧路から取り寄せた「地酒ケーキ 福司(純米酒)」。
北海道・釧路の唯一の酒蔵「福司酒造」の
純米酒を贅沢に使ったケーキだ。
ナイフを入れると、しっとりとしたスポンジから
福司の豊かな香りがふわりと立ち上る。
一口食べると、極上の口溶け。
米の甘みと純米酒の深い旨味が、舌の上で優しく溶けていく。
アルコールは飛ばしてあるのに、風味だけがしっかり残る贅沢な味わいだ。
「わあ……これ本当に美味しい。ケーキなのに日本酒の感じがする……」
美羽が目を細めて嬉しそうに言うと、
隣に座っていた親友が笑った。
「美羽が20歳になるって聞いたから、
去年私たちみんなで一緒にペンションに泊まって
カヌーにのって旅した釧路、
楽しかったね。
去年釧路いったとき、
来年、美羽が 20歳なったら
飲みたーい
っていっていたお酒だよ。
釧路の福司お酒と、
なかじまの日本酒ケーキ、
両方取り寄せちゃったよ!」
もう一つ並んだ
「『なかじま』の日本酒ケーキ」は、
福司とはまた違う上品で軽やかな味わい。
福司のケーキが深みとコクを楽しむタイプなら、
なかじまは後味すっきりで何切れでも食べられそうな優しい甘さ。
二つを交互に味わうのが、この夜の贅沢だった。
グラスには、冷やした福司の純米酒が注がれている。
すっきりとした飲み口の中に、
北海道の雪解け水のような清らかさと、
米のふくよかな甘みが広がる。
「かんぱーい!」と全員でグラスを合わせると、
部屋中に福司の優しい香りが満ちた。
「美羽もおとな、20歳。飲むときはちゃんと味わって飲んでね。」
先に21歳になった、深雪が大きな声でいう。
「でも飲み過ぎはダメよ」
自分のグラスにも福司を注いでいる。
美羽はケーキをもう一口食べながら、ふと思った。
札幌で生まれ育った自分だけど、
北海道の東の端・釧路で丁寧に造られたお酒が、
こうして自分の20歳のテーブルにあることがなんだか嬉しい。
福司の深い味わいのように、これからの人生も味わい深く、
しっとりとした幸せであってほしい。
笑い声と思い出話が尽きない夜。
雪の降る札幌の窓の外とは対照的に、
部屋の中は福司の温かな香りと、甘いケーキの余韻でいっぱいだった。
美羽は心の中でそっと呟いた。
「20歳、よろしくお願いします。」
福司のケーキと純米酒が、
優しくその背中を押してくれた夜だった。
『おめでとう、美羽🎵』。
友人の明日香も深雪と声をそろえていう。
これからも、福司のように深みのある、
素晴らしい大人になっていきますように、、、、
つづく
解説
『福司ケーキ』は、
釧路の酒蔵、福司の日本酒と、お菓子やさんの『なかじま』が
コラボした
とてもしっとりした、上品なケーキです。
とてもおいしいのでおすすめです。
そのお話を考えてみました。
お酒は20歳から、適量のノベルタイムをお楽しみください。
8本のバラのお話ではイソッタが美羽にメッセージを書いてます。


